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平成27年総務委員会(10月13日)

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    平成27年総務委員会(10月13日)


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    平成27年総務委員会(10月13日)               総務委員会会議録   1 開催日   平成27年10月13日(火) 2 場 所   第2委員会室 3 出席者   委員長   池上 茂樹   副委員長  宮木  健         委  員  板倉  操   委  員  宮本 正一         委  員  明石 孝利   委  員  森  雅之         委  員  石田 秀三   委  員  市川 哲夫 4 欠席者   なし 5 事務局   書記                  中村 晃司 6 会議に付した事件  1 閉会中の継続調査事項について  2 その他           ――――――――――――――――              午前10時00分開会 ○池上委員長  出席委員が定足数に達しておりますので,ただいまから総務委員会を開会いたします。  それでは,お手元に配付いたしました事項書のとおり進行いたします。  事項1,閉会中の継続調査事項についてを議題といたします。  本日は,毎年1月に行っております市長への提言に関して,総務委員会の提言のテーマを御協議いただくため,お集まりをいただきました。
     今までの委員会での調査活動を通して,今後,市政に反映させていくべきテーマ,事項等について,委員の皆様の御意見を伺いたいと思います。  それでは,まず,防災力の強化について,市政に反映させていくべきテーマ,事項等について,委員の皆様の御意見をお聞きしたいと思います。  御意見のある方は御発言願います。  明石委員。 ○明石委員  論点とずれるかもわからないんですけれども,防災のほうの強化ということなんですが,こちらのほうで,9月のときに,ボランティア活動で常総市に行ったんですね。  そのときに思ったのが,今まで防災の関係については,地震とか津波とか,そういうふうな形がメーンで,いろいろと議論も,またその対応もしていたと思うんですけれども,常総市の鬼怒川の決壊現場を見たんですが,それを見ると,本当に津波と同じような状況でして,道路も寸断され,家も流されてますし,それを考えた場合に,鬼怒川も1級河川で,鈴鹿川も1級河川で,川幅的にもほとんど変わらない。  だから,河川の流域における防災計画,あるいは,平成25年に改正された地区防災計画ですか,その辺のところをきっちりと,これからの防災力の強化としては,それを鈴鹿市のほうでも取り組んでいくことが重要なのではないのかな。  津波とか,いろいろと言われてましたけれども,河川流域――今回,常総市のほうでは,ある部分の河川については,避難指示が出ておったんですけれども,決壊したところは,決壊してから出たんですね。  だから,そういうふうなのは,多分,河川流域防災計画のほうも,いろいろあったと思いますが,不備もあったと思いますし,地区の防災計画についても,まだまだ足らなかったのがあったんじゃないかと思いましたので,今回,鈴鹿の防災強化については,その点をテーマとして,課題として,取り組んでいっていただければという感じで思いました。以上です。 ○池上委員長  市川委員。 ○市川委員  ちょっと,私も外れるかわかりませんけれども。災害を受けると,その後,いろいろインフラ,水道とか電気は非常に大変な形になるわけですね。  実は,10日に,天名地区で午後8時ごろに停電が起きたんですね。約2時間ちょっとの停電だったんですよ。普通なら,何もない,台風でもない,地震でも何もないのに停電が起きて,2時間ちょっと停電というのはすごいことなんで。  信号も,一瞬,全部消えましてね。中勢バイパス御薗交差点で,私,ちょうどそこを通りかかったときに消えたんです。真っ暗になったんですよ,一瞬。午後8時ごろだと思うんですよね。  10時過ぎまで停電が起きて,原因がまだわからないということで,きょうも私,この後,中部電力に確認しようと思っておるんですが。  その後,水道の濁りがあり,それとの因果関係もわからないです。わからないけど,その直後に物すごく濁っておるといって電話があったと。私の家は濁らなかったのですが,実家のほうは,同じ町内なのに濁ってて,どうなっとるんやと。  それが,1日後にはちょっと回復したけれども,結果的には,きのうも物すごい濁って,何か水道局の人が,朝10時ごろから午後7時,8時ごろまで,水道弁をあけて,濁りを確認していた。それでもおさまらなかったのでね。  こういうことがあって,コーヒーの色の風呂に入ったとか,いろんな意見も入ってきましてね。  私は,自分のところが被害がなかったもので,結果的には,すごく広範囲に,天名地区500戸なんですが,停電も500戸ぐらい,水道の濁りもそれぐらい出たんじゃないかと。  その後の行政の対応が,ただ,水道局は,もう濁りに対して,一生懸命濁りをなくすために,出しっ放しで消えていくのを経過観察のようなことをしてたんですが,それが,普通だったらすぐ終わるんですが,3日そういうことが続いたわけです。  たまたまこれ,ちょうど休みの日が3日間続いたわけですね。3日間続いたので,行政も出勤して,見てたんですが。  結果的に,市民の人は,なんじゃこれと。私も非常に怒られまして。  給水車が来たのは,きのうの夕方なんですね。しかも,知らない人がいっぱいいたんですね。水道弁を外して,濁ってた,そういうことを検査した結果,私のほうも濁りが出たんですよ。多分,出したから水圧が変わってきて,濁りができたんだと。  そういう意味で,給水車は知らなかったんですが,たまたま公民館の横を通ったときに,給水車がいるなということでもらいに行って,6リットルのビニール袋にいただきました。  田舎やから,口伝えで結構知ったんですが,それでも翌日の朝,また聞いたら,全然そんなの知らなかったと。数名聞いたけど,知らなかったという人が多かったので。給水車が来ると同時に,広報で,たとえ深夜でもすべきではなかったのかなというふうに,強く感じましたね。  こういうことが,地震や台風や,そんなんだけじゃなくて,突然,こういう災害的な変動があったときに,本当に今回は反省するところが非常に多いなと。防災関係について,こういうことをもう少し,本当に市民の目線に立って議論していかないといけないと思いましたね。  かなり,行政は,もう10時過ぎたら,深夜だからやかましいから広報しないほうがいいだろうと,恐らく判断していたのかもわかりません。そうじゃなくて,本当に困っている人がいるわけやから,後で,こういうことだということを言えば。既に,相当,被害があると。  御薗でも,全然被害がないところもあったりして,そういうのは,行政の行動が,判断が甘かった。後で聞くと,トップにも情報が行ってないとか,確認しましたので,これからもう少し,私も確認して,原因究明を行いたいなということで,そういうことがありましたので,御報告申し上げます。以上です。 ○池上委員長  防災力というテーマで,何か。  視察も参考にしていただいて。  明石委員。 ○明石委員  ちなみに,地区防災計画というのは,どのぐらい進んでいるんですかね。たしか,地域に対して,市は支援を行うと。 ○池上委員長  板倉委員。 ○板倉委員  今回のは,防災力の強化ということで,私のところも,この間,自主防災の,地域で防災訓練とかやるんだけれども,総代だとか役員だとか,主要な人は,多分,何回もそういう場面に出てきたり,あと,河曲地区なんかでも,十宮とかって,そういうところは,割と人が集まらなかったり,そういう努力がすごく,まだまだだなと思ってて。  あと,旧在所ってありますよね。野辺だとか河田だとか,そういうところは,きちんと年に1回やって,自主防災の若いグループなんかのものも組織されていたりするんですね。  そういうものを見ていて,今回,自主防災組織100%を目指して,そういう目標を持って地域の力を高めていくというようなものを聞くと,今,皆さん,みんな地震だとか,あるいは災害が大変だと。自助,共助,公助だって言うけれども,そういうものを実際にどうやってつくっていかなきゃいけないかということになると,まだまだ,先ほど地区防災計画はどうなっているのかという意見がありましたけれども,下のほうからきちんと固めていくような計画というのはきちんとしないと,なかなか地域の防災力というのは,高まっていかないなというふうには感じました。  あと,行政が常にそういう地域に入って,いろんなものあるんですね。そういうこととか,今回の防災ガールなんかでも,そういう市民の中に意識を定着させるというようなことをやっているわけじゃないですか。若い世代が低いよと言ったら,ここにターゲットを当ててやっているこういう取り組みを,もう少し計画的にやらんと,なかなか大変かなというふうには思いました。 ○池上委員長  ありがとうございます。  この間行ったところも,行政が支援して,防災士の資格を取らせたりとかね。また,裏山とかの避難通路を支援したりというような,そういった,お金で支援していくという部分もこれから大事やろうと思うんですよね。 ○板倉委員  そうすると,例えば都市部ってあるじゃないですか。自主防災ができていても,まだ十宮なんかは古い住人が多いから,30年,40年住んでいる地区なので,中心を担えるような人がいるんだよね。だから,防災訓練をすると,20人とかそういうのは集まるんやけれども,それを広げていくというのが大事やし,それから,もう既に河曲の一地区なんかでは,正月に自主防災隊の中の自警団という若い人たちのがつくってあるんですよ。その人たちが,3日から,消火栓を全部,点検して歩いたりとか,そういうのと十宮なんかを比べると,すごい,自主防災といっても,差がついている。でも,まだ大丈夫なのかなと思うんだけれども,新興住宅,新しくできた地域ありますよね。旭が丘だったりとか,ああいうところはどうなんだろうというふうに,いつも思っているんですね。そういう差をなくしていくというか,そういうのも大事かなというふうに思っています。 ○池上委員長  市川委員。 ○市川委員  うちの地域は,非常に少ないんですね。非常にまとまりはいいんですが。最近,学校で土曜授業なんかありますね。来月の11月21日土曜日ですが,防災を兼ねた,地域一体型のそれをやると。小学生全部出るし,小学生が出るということは,親御さんも出る。ですから,すごい人数で,参加率がいいということになりますね。  それとか,こういう地域全部ありますが,体育振興会なんかでも,その中にスポーツ教室なんていうのを企画して,今はただ,競技を,バドミントンなり,ファミリーバドミントンなり,そういうことをするんじゃなくて,最近,スポーツ課もいろんな行事を企画して,持ってきなさいよと。そういう中に,防災とか,環境とか,いろんなものを,地域のふるさと先生が講師になってやっていくと。その中に,防災も含まれているんですね。  天名地域は,ちょうど津波の場合ですと,徳田町までは津波が遡上してくるということで,そういうこともありますけれども。例えば,堤防を,徳田と御薗町を歩いて確認する,これも全部,地域で,スポーツ教室の中の一環でやってますし,子供をだしに使って,地域を全部まとめて,関心を高めていく,こういうことをやってますね。  ですから,まちづくりの中にも,とにかくいろんな組織に防災,防災って入れていくんですね。そうすると,高まるんじゃないかなというふうに思っています。  そんな中でのきのう,おとといの事件は,それでも,これは地域に知らない人がおるということなんですけれども,いかに行政と地域が一体化してやっていくかというのは,大きな,これからまた議論していく必要があるのではないかなというふうに思います。 ○池上委員長  子供同士の防災教育とか,そういうのは岸和田でやっていましたね。防災学校の取り組みでね。  そういうようなことも,父兄なんかも参加率が高いということで,今,市川委員言われましたけれども。そういったこともね。  石田委員。 ○石田委員  明石委員が言われたみたいに,地震,津波ということがクローズアップされてきておるけれども,実際は,毎年台風が来て,水害の危険が多いというところからいえば,どっちかというと,海から来る水よりも,山から,川から来る水のほうが危ないというのは,鈴鹿市の現状であるというふうに思いますので,そういうところの防災というのを,もう少し位置づけをしてはと思いますね。  それから,まちづくりと防災というのが,先進地や,いろんな頑張っているところを見ると,このまちをみんなで守っていこうとか,大事にしていこうとかいう中に,防災もあるし,いろんなコミュニティーづくりもあるということですから,防災だけを取り出して,それだけ何とかレベルを上げようというのは,なかなか難しいと思いますね。  ですから,まちづくりをどうするかということに,いろんな子供からお年寄りまでの皆様が参加できる,そういうコミュニティーづくりを目指す中に,防災というのを位置づけるというのじゃないと,集まれといったって,なかなか集まりませんしね。  今,私のところの祭りでも,昔はクラブ大会みたいなのが延々と続いておったんですけれども,人が集まらんもので。例えば,音楽教室の子供たちが演奏やったり,運動会でやったような集団演技を祭りでやってもらったりとか,そういうことで,子供がいっぱい活躍するということになると,みんなが出てきて,祭りがにぎわうということになりますもので,そういう各世代がみんな楽しめるとか,あるいは子供がもっと中心になっていくとか,そういうまちづくりをしながら,防災というのをそこに位置づけるというのが,大事なことだなというふうに思います。  防災とは直接関係ないけれども,安全安心パトロールって,そこら中,どこの町でもやってますわね。毎日出てきて。ああやって毎日出てきて,安全のためのパトロールをしてくれる人はいっぱいおるわけです。  だから,ああいう組織が,交通安全とか,子供の安全とかいうものだけじゃなしに,防災の観点というのも,大いに持っていただいて,そこにお任せじゃなしに,そういうところと連携して,まちづくりとしてやっていくというのが大事なことだなと思いますね。  だから,あんまり人が出てこないとか,やってくれる人がいないとかいうのは,やり方によって,安全パトロールというのは,山ほど人がおるという,どこへ行っても下校時間になると,うじゃうじゃ人が交差点ごとにおって,こんなに人がおるんやったら,いいことやなと。みんなボランティアですものね。  ああいうふうな形を,まちづくり,防災という中に入れていくというのが,いいことじゃないかなというふうに思います。 ○池上委員長  宮木委員。 ○宮木委員  いろいろ,今,台風,水害とか,そういうことで話をしてきている中で,市川委員やら明石委員が言われたように,最初の情報の正しい発信の仕方というのが,一番,みんなが望むところだと。  今,市川委員が言われたことを検索してみると,鈴鹿市の水道局では,濁り水が出てますという発信をして,給水ポイントを設けてますって出ているんですが,そういうのを知っている人間がたどっていって情報を見ると,給水拠点はどこどこですよと。何時に開始,何時に廃止になっている。また,停電のほうは,中部電力に行くと,どこどこ地区が700戸停電してますというのが出るんですが,悲しいかな,鈴鹿市のホームページから中部電力には,ダイレクトにリンクがなってない。  鈴鹿市のホームページ自身には,直接的には載ってないと。5年前ですか,私のほうの地区の本多町のほうも大分冠水したときに,冠水被害の最中に,当時の行政からは,自治会長冠水被害の報告をしてこいと。自治会長が,七,八十のじいさんが歩いてて,水路に沈んだらどうなんねんやて。俺がうちから出れやんぐらいひどいんや,と言って電話を切ったっていうことがありました。  そのときに,同じように子ども会の人たちは,子供をどうしたらいいんやろうかという情報,それから僕が現地であったのは,アパートに住んでいる人が,子供をクーハンに乗せた状態で車で出てきて,避難所はどこですかと。車で出てこんと,あかんようになったら,あんたの,2階やったら2階のほうが大丈夫やから,本当にあかんようになったら呼びに来るからという。新しく越してきた人は公民館を知らないわけですね。  もっと情報の,この防災力,要するに消防署,消防団では賄えないようなときには,地域が動かなければならない。中には高齢化の進んでいる地区もある。せめて情報だけでも,ここから発信していることだけが一番正しい最新情報ですよという,デマも当然出るわけですから,それを整理していった上で,今度,その情報をもとに,その情報は,ふだんは,今言ったように,防災ガールのこういうのがありますよとか,それから,こういう地域講習で勉強会をやるから行きませんかと,各種,学校とかに呼びかけて,子ども会とか,そういった方々にも,いざというときには,どういう割り振りで動こうというのを,地域の人に,自治会長だけががちゃがちゃ言うとっても,進まないですから,自治会長がそういうことを聞いたときに,例えば今の停電みたいなことが起こったときには,どういうふうな対応をしたらいいのやとかというようなことも,地域ごとの特性はあると思うので,頻繁にやってもらうことは,呼びかけていくことは,自助,共助の一番の根底になるのかなと思います。 ○池上委員長  ありがとうございます。  森委員。 ○森委員  今までのお話を聞いてて,宮木委員が言われたのは,情報の発信で,市川さん言われたように,当然,夜中だったら広報することも不可能だし,それが,今,地震とか来たら,緊急エリアメールが台風でも入りますよね。あれに似たようなものがあれば,当然,市民の皆さんもメルモニですか,そのやつには当然,登録してもらうことが自助として第一歩だし,僕らでも,PTAになれば,全部登録。それによって下校や,全ての連絡はそれで来ますので,そういったものの登録なり,そうすればメールが入ってきて,今の御薗地区,それやったら別にうるさくもないし,起きた時点ですぐ見れるという形。  今,携帯持ってない人,多様性も大事なんだけれども,一つの方法としては,そういったものが,今,宮木さんの言われた,それが停電等とか,そういった情報が,それが防災危機管理がどこで,24時間どこで管理するんだという話も,当然,あるとは思うんですけれども,そういうのが,連動して,そういう地域でそういうシステム的にできるものが,もしかしてどこかの市でやっておるかもしれないし,どこか構築しようというのがあるかもしれん。その辺は,これからお互いに研究していくということが,結構大事なのかなというふうに,今,思いました。  以上です。 ○池上委員長  宮本委員。 ○宮本委員  私も皆さんのおっしゃるとおりだというふうに思っています。ただ,提言ですので,何らかのキーワードを幾つか入れていかないといけないのかなと。  1つは,言われるように情報発信のあり方を検討すべきじゃないかなと。いろいろメルモニとか,エリアメールとか,先ほどの濁り水とか停電については,私もメルモニで発信なかったんで,恐らく発信はされてないのかなと。そういった情報発信のあり方は,やっぱり検討すべきかなということ。  それと,もう1つ,キーワードでわかりやすいのは,ハード的なやつを提言していく,津波避難ビルであったり,あるいは築山であったりというようにありますけれども,私は,それをつくったからいいとは思ってなくて,被害に遭われる地区,地域,住民が,それぞれの被害状況に応じて,どんな対応をとれるかということが重要だというふうに思っているので,地区防災計画地域防災計画というのか,そういったところはしっかりと構築していく必要がある。  そのためには,行政主導じゃなくて,住民もそこに参画していきながら,それぞれの地区の想定できる災害はまちまちですので,つくっていく必要があるのかなと。  そして,自主防災隊というお話もありましたけれども,求めるだけではなくて,人,物,金,そんなところも必要になってくるということですので,せっかくまちづくり基本条例ができて,まちづくり活動も活発になってきた中で,その中でも防災の考えも取り込んでいくということは必要なのかなと。  それと,岸和田で印象に残ったのが,市の防災計画,鈴鹿市も災害時対応マニュアルみたいなものがあるというふうに思うんですけれども,それが全てではないと。市が全て,職員が全て対応できるとは限らないということを前提に,住民に理解を求めて,それぞれの地区での計画を立てていただいている。あるいは,訓練をしていただいているという話もあり,まさしくそのとおりやというふうに思ってますので,それがうまくまちづくりの仕組みの中に取り込んでいけるような施策を進めていただければなと,そんな感想を持っております。 ○池上委員長  ありがとうございます。  ただいま,皆さんからの意見を一通り聞かせていただいて,先ほど,宮本さんがまとめていただいたとおり,皆さんの意見もありましたけれども,情報発信のあり方というのも,すごく大事かな。  確認してないのであれなんですけれども,常総市で行方不明者が15人出とったとき,あのとき,なぜあれ,避難所にも1人おったのにわからんだというのがあって,個人情報で情報を流さんだというのがあったみたいですね,常総市は。  1年前の広島の土砂災害は,全部,避難の人の名前を出した。去年の御嶽も,出さんだということがあったという。行政によって,そこの辺の,情報発信の中に,ひとつ,もう本当に行方不明なんかどうなんかという,わからんときに,個人情報をしっかり守らなあかんという部分はどうなのかなというのもあったりとかというのを感じたんですけれども。  鈴鹿市の対応はどうなのかなというのは,まだ確認はしてないんですけれども,そういった部分で,しっかりした情報発信というのは,皆さん言われたように,あるかなと思います。  あと,地域の防災計画の構築を,行政は入るけれども,地域が主体的にやっていくような,早く計画を立ててやっていく,構築していくというのも大事なのかなと思いました。  あと,岸和田で言われたように,行政に何もかも頼っとったらあかんのやというのが,最終的に。それは日ごろの訓練の参加にも通じると思いますし,そういった部分なんかもすごく参考になったので,こういった部分も見ながら,提言にまとめていきたいなと思うんですけれども。  あと,これだけはみたいなところがあれば。 ○明石委員  今回の鈴鹿市地域防災計画の中の,これは平成26年,前回の資料に書いてあるんですけれども,市が実施する対策としては,地域が地区防災計画を策定する際は,市が積極的に策定作業に参加するという形なんです。  僕は,それがはっきり,受動的な形だと思うんですけれども,しかし,一番最初のきっかけ,要するにトリガーとしては,市が,それぞれ23地区あるならば,例えば変な話,ことしはこことここの地区とかいう形でもいいんですけれども,そういう形で,また一遍,市のほうから投げかけをするという,そのきっかけづくりが,僕は重要なんじゃないかなと。  例えば,地域から出てくるのを待っていて,それが出れば,市が積極的に策定に参加するという文言にはなっているんですけれども,その辺のところについて,行政のきっかけで構いません。結局,地区の防災計画を,例えば実施するなり,それを実行するというのは地域の方ですので,それはもう主体的には,当然,地域になるんですけれども,つくる際の,例えばきっかけづくり,これはやっぱり行政がある程度,イニシアチブをとったほうがいいんじゃないかという感じでは思うんですけれども。 ○池上委員長  ありがとうございます。  市川委員。 ○市川委員  一番,情報の発信のあり方という意見がたくさんあるんですが,ホウレンソウというのは,報告,連絡,相談とかありますけれども,最初の報告が全くトップに行ってないんですよ。この3日間の最後の最後で,私がトップに電話して,知らんだというんですから。  そういうあり方が,これちょっと,幾ら立派なマニュアルとか,そういうものをつくっても,そういうものの共有を,たくさんの方が共有すると同時に,トップに知らせていかなくてはいけないということもあるので,これは,本当に,改めて行政も考えていく話やと。  担当者が変わったり,これ,地域もそうなんですが,自治会長の感性によって,こんなもんもういいやろとか,いろいろあるんです。ですから,そういうことのないようなシステムというか,していかないかん。それにはやっぱり,多くの人が知らないといかんということになるんじゃないかなというふうに思います。  以上です。 ○池上委員長  宮木委員。 ○宮木委員  聞いとって思たんですけれども,例えば3.11の被害があったときに,中学生が真剣に逃げとる姿を見て,みんなが逃げたということから,今,明石委員も言われたように,地域のということになってくると,これは,上から,行政から自治会長に言うとっても,例えば神戸やと長老系が多いものですから,その点,飲み込んでしまうと。小学校,中学校という,学校区で,子供たちが真剣に取り組む避難云々,例えば不審者,それから,断水したとき,火事のとき,いろんなシチュエーションを持って,基本は逃げるということをやるときに,小中学校をベースにしてやると,自治会長,親,そういったものは来ざるを得やんと言うたらおかしいけれども,子供たちの純粋な声を聞いて,中学生ぐらいになってくれば,ある意味,リーダーシップを発揮できる子らも出てくるわけですから,そういうところを巻き込んでくると,地域がやらざるを得ないのかなというふうな動きに,今の防災力の強化,消防のハード面,分団員のそういうのだけでは,大規模災害については,全くできやんわけやし,基本原則は逃げやなあかんわけですから,いろんなことの想定されること,子供が思っている想定していることを,大人の世界に反映するとか,そして子供のネットワーク,子供たちも携帯はたくさん持っているし,子供たち同士のネットワークもあるから,そういったものも拾い上げるような,情報の共有というのか,そういう発信の仕方というのは,前面には出してもいいんじゃないですかね。  過去においても,消防力の強化とか,いろいろ出ている中で,情報発信というのは出てないんですよね。  ハード面では,非常にいい線まで来ているというようになって,視察させてもうて,例えば,岸和田市なんかやと,市在住の職員は2割しかいないですよと。鈴鹿市は8割いるからいいよねって。8割でも,椿からここまで来るのに30分以上かかってくるのと,ここらでおる方々でやる,そういった企業の方々との連携とかというのも,重々に考えていって,情報で正しい避難誘導,正しい何かというものを,一度見詰め直すいい機会じゃないのかなということを提言に,情報という部分を出していったらどうかと思いますが。 ○池上委員長  ありがとうございます。  宮本委員。 ○宮本委員  連携のあり方でいくと,地区だけでもだめだし,行政だけでもだめ。そこに学校,企業がかかわってくると,大分,効果も違ってくるのかなと。そうした連携を模索してもいいのかなと。  それともう1つ,これは行き過ぎかもわからないですけれども,災害弱者の観点も,その地区防災計画の中で,避難の訓練というか,そういった対応も含めて,一度,検討していただければと思います。個人情報の絡みもあるというふうに思うんですけれども。 ○池上委員長  ありがとうございます。
     いろんな,たくさん意見いただいて,まず1点は,ソフト面では,大きくまとめると,情報発信のあり方ということで,あとは連携ということで,その中に企業と,また子供たち,学校との連携という部分も入ってくるのかなと思います。  あと,地域防災計画地区防災計画なんかは,地域が主体となって,行政がしっかり,またそれに取り組んでやっていくというようなことと,あと,災害対応マニュアルができとっても,日ごろの訓練というか,そういったことに積極的に参加をして,自助の部分はしっかり,自助,共助,隣の人とかも助けるといった部分も入れて,そういう訓練にも積極的に参加してもらうような取り組みというのが重要になってくると思いますので,そういうような部分も入れながら,提言の中にまとめていきたいなと。  今までいただいた部分も,また入れながら,させていただきたいなと思うんですけれども。そういった形でいいですかね。この防災力強化については。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池上委員長  それでは,そういうような形で,また今後,市政に反映させていくべきテーマにさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。  次に,ふるさと納税制度の充実とシティセールスについて,今後,市政に反映させていくべきテーマ,項目等について,皆さんの御意見をお聞きしたいと思います。  意見のある方は御発言願います。  宮本委員。 ○宮本委員  視察とか行かせていただいて,話を聞かせていただいて,率直な感想でいくと,こういうものというのは,法的な部分がかなりあって,その流れが変わると,今まで投資してきた部分が,今度はデメリットになってしまう可能性もあるので,そうしたところは敏感に意識しながら,とはいうものの,現時点では進めていかなければいけない中身だというふうに思うので,非常にそこら辺が,どこまで進めていくかというのが難しいところなんですけれども。  その意識を持ちながら,進めていかないといけないのかなと。やる以上は,納税者だけに喜ばれるものじゃなくて,地域にも,市民にも喜ばれるものをしていく必要があるのかなと。 ○池上委員長  納税者も,使い道が教育の部分とか,いろいろ,子育ての部分とかいう,選べるような形も,泉佐野はしてましたので,そういう取り組みも大事かなと思います。  明石委員。 ○明石委員  僕のほうは,泉佐野で,まず一番,ふるさと納税についてのことを思ったのは,キーパーソンですね。これが非常に重要だなということを痛感しましたね。  あのときには,1人の方が臨時のパートの方と一緒に,2人でやっておられるという,そういう中であそこまでいったんですけれども。  じゃあ,今の鈴鹿市の組織体系の中で,それができているのかどうか。逆に考えると,今回,鈴鹿市のほうも機構改革をされるということですけれども,たしか企画財務がなくなって,経営が入ってましたよね。  そういうような中を見ると,でもその中にこういうふうな,例えばシティセールスって言っているにもかかわらず,あるいはまた,納税,これも言っているにかかわらず,そのセクションが見えなかったですけれども。  もし本当にこれをするならば,機構改革で,たしかごめんなさい,政策経営か,そういう部ができるんやったら,経営というマネジメントが入るんであれば,当然,こういうふうなものに対して,シティセールスに対してとか,あるいはそういう納税制度に対しての担当なり,それが明確化されてなかったので,僕はこれをするならば,組織機構においても,明確に位置づけていくべきじゃないかという感じではおりましたね。  特に,泉佐野では,お一人の方がもうキーパーソンとなってやって,あそこまでやられましたので,そういうふうな形で鈴鹿市の組織体系の中で,そういう位置づけをされるセクションなりができればという感じでおります。 ○池上委員長  板倉委員。 ○板倉委員  こういうものは,さっき宮本さんがおっしゃったように,国の政策って,こういう部分ではいろんな変わり方をするので,そういうことも頭に入れながら,皆さんの感想の中で,寄附金額は8割相当の品を返礼品とする,だけれども,同市では寄附金額の5割以下という基盤を,基準をしっかり守っているだとか,それから,このふるさと納税で集めたお金は,教育,芸術,観光,子育て等々,11のプロジェクトからの寄附金の活用先を選択できるとか,そういうことを学ぶ必要があるかなというふうには思いました。  それから,さっきの我が市の体制ですが,少し前に聞いたので,これですぐ動けるかなというような体制でしたので,そのところも気になっております。  今から始めますからねとか部長が言っておって,いつからですか,会議はこの辺でね,この辺でねというような説明をなさってたのを,ちょっと聞いたんですが,その体制の問題は,泉佐野というわけにはいかないと思いますが。  何と言うのかな,勉強になりましたけど,ごめんなさい,私あんまり,どうしていいかわからないので,そのぐらいの感想で。 ○池上委員長  シティセールスという部分で,どういった,鈴鹿の特徴――泉佐野はタオルをすごく,自信を持って言われてましたね。  この間の今治もそうでしたけれども,そういう自信を持てるものを,鈴鹿も,型紙とか,墨とかありますけれども,お茶もそうですけれども,そういったものを,本当に自慢できるというか,どの職員も,みんな誇りに思って言えるみたいなところが必要なんでしょうね,意識の中にね。 ○板倉委員  全然関係なくていいですか。  私やっぱり,この間,F1の選手の方のあれができましたよね。あれって,すごいことなんやんね。  私は別にモータースポーツファンでもないんですが,世界のF1を制したような選手が,鈴鹿の田舎のぱっとしない駅に集まっていただいて,あそこにああいうものができるというのは,後から考えたら,すごいことだなというふうに思ったんですね。  そういう意味では,シティセールスという意味では,そういうものを,すごく誇れるんじゃないかな。モータースポーツファンではない私でも,すごいなって思いましたね。そういうものもあるし,いろいろ産品はありますけれども。 ○池上委員長  どこも,企業と連携しながらやってますものね。  明石委員。 ○明石委員  ふるさと納税とシティセールスの絡みじゃなくて,シティセールスというくくりだけを捉えた場合に,先ほど言われましたように,F1というものも,非常に,それこそ僕も海外へ行って,アラスカに行ったときは,鈴鹿って知っとるかと言うたら,鈴鹿は知っとる。名古屋,東京はわからんという,それほどやったんですけれども。  その中で,あるモーター関係の人に言われたのは,鈴鹿はこれだけいろいろモータースポーツの都市宣言をして,全国で唯一の,これはもう全国唯一ですから,それにしては,例えば,海外に行った場合に,道路を何とかストリート,ロードという名前をつけているんですね。  例えば,これはイタリアのほうで,加藤大治郎選手というんですか,オートバイの。もう亡くなられたんですけれども,その方なんかは,イタリアのところのほうには,ダイジローロードという名称がついておると。  もし,鈴鹿が,例えばこれから,そういうモータースポーツというものをシティセールスの手段という形で捉えていくならば,やはりそういうふうな,鈴鹿サーキット道路じゃなくて,例えばここを何々道路とか,ロードとか,そういうふうな視点もあったら,非常に全国的にもアピールできるのではないのかなと。  だから,シティセールスというものを,ふるさと納税とシティセールスなんですけれども,今回の場合。このシティセールスについては,それこそいろいろ議論が出ました地域づくりという中からも,いろいろと考えていくと,いろんなアイデアが出てくるんじゃないのかと。  だから,シティセールス,イコール,これからのまちづくり基本条例じゃないですけれども,それとリンクさせるような形の分で取り組んでいくことが,視点としては,おもしろいかなという感じで思いますけれどもね。 ○池上委員長  いいでしょうね。  宮本委員。 ○宮本委員  提言内容は,ふるさと納税とシティセールスを結びつける形の提言内容になるのか,それとも,別個になっているんですかね。 ○池上委員長  ふるさと納税とシティセールスは一緒で。納税を100万円した人に,サーキットの命名権を与えるとか,そういう,逆に。そういう意味の。  泉佐野って,奇抜というか,市長は,市まで,名前を売るというぐらいのことをして,いいかどうかは別にして,そこまでやったという,発信力としてはすごいですね。シティセールスという部分の。  宮本委員。 ○宮本委員  ということは,返礼品とかお礼品,そこになってくるのかなというふうに思うんですけれども。他市で,どかんといっているところを見ると,僕は2つあると思うんです。  1つは,特化してそこを集中的に広めていくような返礼品。この間の全国都市問題会議じゃないですけれども,二八の法則みたいな,そういうやり方なのか,もしくは,先ほど言うた奇抜というか,固定概念に捉われない,新たな,これはもう物じゃなくて,旅行とか,観光とかも含めて,いろんなことを繰り広げて考えていく必要があるのかなというふうには,ちょっと。 ○池上委員長  提言にまとめていく中で,難しいですよね。文書にしていくとなると。  市川委員。 ○市川委員  非常に難しいんですけれども,これといった,鈴鹿の物産で,自給自足できるのは米だけです。この米を,本当に新潟の魚沼産のように,ブランド化できたら,非常にいいのかなと思いますけれども。  先ほど言うた,サーキット道路ってあるんですよね,一応。あれでも,寺家町でストップしておるわけだからね。やっぱり,空の玄関,中部空港から来て,白子からあれにつなげちゃうと,サミットとか,世界からの道につながっていくんですけれども。  ちょっと話が大きくなってくるので,なんですけれども,そういう発想も大事ではないかなというふうに思いますね。  ですから,私もどうやって言っていいかわかりませんけれども,相当,きちっとした体制で臨まないと,これは成功しないんではないかなというふうに,そんな危惧はいたしております。 ○池上委員長  明石委員。 ○明石委員  例えば,さっきの防災力の強化というのは,鈴鹿市に防災計画ありますよね。それについて,もっとこうやってという方向性があるけれども,今までの企画財務部のほうでの,ふるさと納税についての充実という取り組みありましたけれども,そこに,僕ははっきり言って,熱意が伝わってこないんです。本当にやっていくぞというふうな。  だから,これはもう,充実という形で,やっぱりその推進力となるところがきっちりと,熱意なり,意志をもっていかないと,なかなか充実にはつながっていかないと思うんですけれども。  だから,さっきも言いましたけれども,その辺のところをきっちりと,行政として,市として,取り組む姿勢を,まず出してもらうということが一番なんですけれどもね。 ○宮本委員  ふるさと納税とシティセールスというテーマでいくと,中身を,なかなか提言しにくい。  ふるさと納税のあり方,鈴鹿の取り組み方,体制的に,ブランド力も含めて,提言していくような形になるのですかね。ふるさと納税を取り組むに当たっては,というふうになるんですかね。 ○明石委員  簡単に言えば,ふるさと納税をこれから進めるにはどういうふうな組織でやっていくのか,どういう形で取り組んでいくのか,それを僕たちが提言をするのであれば,例えば企画財務部だけじゃなくて,それこそ商工会議所のほうなんかでは,鈴鹿商工会議所の中では,鈴鹿ブランドという商品も全部,いろいろ認定してますよね。  また,鈴鹿市物産協会もあります。でも,物産とか,そういう物だけじゃなくて,鈴鹿の何か目に見えないようなものも,例えば,F1にもなってくる。物産ではないけれども,前に,たしか森さんが言われたF1のチケットとか,そういうのも大きなものになってくるので,そういうふうなものを,充実を図っていくんやったら,そういうふうなものをつくっていく協議会なり,組織というのが,今現在はないわけですから,そういうふうなものを,例えば提言をしていけばいいのか,その辺が僕,よくわからないんですけれども。 ○池上委員長  視察の報告というか,皆さんからいただいた中にも,明石さんが言われたように,職員の熱意というか,また,そこへ職員を持ってくるのは,いろいろ難しい部分があるというようなこともあったんですけれども。僕ら見とっても,すごくやる気がある人がやっとるで,あそこまでできたんかなという部分もあったんですけれども。そういった組織の充実も図っていけという部分も,重要なのかなと思いますけれどもね,提言の中では。  板倉委員。 ○板倉委員  今,宮本さんのおっしゃってた,要するにこのふるさと納税は,最初はそうでもなかったけれども,すごくいっぱいお金が集まって,何億というようなお金というか,税収を得た市もあって,それからすごく熱狂的な,テレビとか何かでも宣伝して,という経過があるじゃないですか。  でも,そういうことをいろいろ考えると,こうせえ,ああせえじゃなくて,ふるさと納税を,先ほど,宮本さんが,「充実させる」とおっしゃった。こういう点みたいなことしかないんかなって思うんですよ。  だから,私は個人的な立場で,これをすごく熱狂的に取り組んで,税収をがばがばせえというふうに,議会が提言するのか,いろいろあるじゃないですか。もっとやれ,もっとやれって,お尻たたいて。  というふうに,先ほどの感想の中に,私が2つほど挙げさせていただいた,この泉佐野の感想だと,いろんなことあるけれども,こういうことを守ってやっている泉佐野市が,とても好ましいという意味に書かれていたんだと思うんですけれども,そういうことを,こういう感想も読ませていただくと,あり方について,議会としてはこうだみたいなところでいいんではないかなというふうに思うんですけれども。 ○池上委員長  石田委員。 ○石田委員  ふるさと納税という名前自体が,何か,うまい名前をつけたなと思うんだけれども。納税じゃないでしょう,これ,寄附金ですものね,本来は。  この間,ノーベル賞の先生が,自分の特許料でもらったお金を,どんどん地元に寄附をして,美術館を建てたりとか,ああいうのはいいなと思うんですけれどもね。  そういうのを鈴鹿で当てにするというのも,なかなかね。そういう人がいればいいけれども,なかなかいないということですから。寄附をしようとか,鈴鹿市のために貢献しようとか,一肌脱ごうとかいう,そういう気持ちになるような意識づけというのを,どうするかというのは,一方でシティセールスということのポイントやと思うんですね。  例えば,全然,話違うけれども,僕は,もし神戸高校が甲子園に出るとかいったら,ちょっと金出そうかなと思うんですよね。そういう,ふだんは出さんけれども,これやったら出したいなという,そういう意識づけみたいなのがあれば,ある程度,集まると思うんですけどね。  ただ,物でつるというやり方は,一時はいいか知らんけれども,そんなに長続きするものじゃないなとは思いますし,本来の税収増というのは,企業なり個人なりの懐がよくならんことにはいかんわけですからね。  それで,寄附金,要するに税外収入でということで,今,努力してもらっておるのは,この間のネーミングライツなんかもその1つではありますけれども,だけども,これも頑張っているということであって,これが中心であるというふうなことにはならんわけですものね。  その辺が,提言するときに,やれ,やれ,頑張れ,頑張れという提言をしていいのかどうかというのは,疑問を感じておるんですね。  それよりも,むしろ,鈴鹿市のいいところや,いいものを,あるいはいい人を,どう発掘して,それを売り出していくかという,シティセールスのほうに重きを置くべきじゃないかなというふうには思います。 ○池上委員長  ありがとうございます。  いろいろな御意見をいただきまして,いろんな制度が変わる中で,法の部分で変わっていく中でやっていくという部分を念頭に置きながら,シティセールスになるようなところも,鈴鹿のよいところとか,そういった部分が引き出せるような,返礼品にしても,そういった部分を当てていくという部分と,あと,何でもかんでもやれという部分じゃなくて,やる中でも,しっかりとこういった返礼品も何割に抑えたりとかと,いう部分でやっていくという部分,鈴鹿の発信をしっかりしていこうというような部分で,なかなかテーマ的に絞っていくのは難しいんですけれども,そういったような形で,一回つくらせていただいて,できたらまた皆さんに見ていただきたいなと思うんですけれども。  宮木委員。 ○宮木委員  宮本委員が言われたように,さっきの都市問題でも,二八の法則ということですけれども。例えば,鈴鹿市でそうなってくると,今の提言書の出し方,行政も余りにもアバウト過ぎる。ふるさと納税を本気で取り組むか,取り組まんかということもあるし,そうなってくると,今,鈴鹿というと,F1,サーキットやから,例えば,えこひいきの原則でいえば,鈴鹿といえばF1なんやと。鈴鹿サーキットのF1や8耐でも何でもええで,レースの入場券がつきますよ。そうすると,来ることになる。来ることによって,今度はその人らだけのバスツアーみたいな,白子の型紙やとか,椿神社とか,あんなん見に行きますよとかというような,何か特化した,例えば2年でも3年計画でもええけど,まずはこのターゲットを狙いましょうという形のやつを予算化してみて,さらに広げることが可能なのか,もう鈴鹿ではギブアップなのかというので,お茶をやりましょう,何をやりましょう,商工会議所でやりましょうっていって,十把一からげになってしまう。ですので,最初のは起爆剤で,議員も提案するのであれば,宮本委員は言いにくいかわからんですけれども,サーキットなんだと。サーキットの入場券をやりますよ。そして,それをツアーでこうやりますよといって,3連休の時期とか,そういうときに,じゃあ鈴鹿市内の旅館のクーポン券もつけますよというような形で,セットみたいな,JTBのツアーみたいなのにして,それを1年間で50人からやってみましょう,100人でやってみましょうといって,一遍,そういうのをスポットで行政がやる気があるかどうかというような提言,特定しなくても,スポットでやる気がないのかというような形のほうが。余りにも大き過ぎて,行政の返事もまともにいただけないのかなという気がしましたので。 ○池上委員長  絞ったほうがいいということですかね。やっぱりね。  宮木委員。 ○宮木委員  もう特化してでも,やるんならやりましょうという。 ○池上委員長  宮本委員。 ○宮本委員  意見なんですけれども,この内容についてのトップ判断が結局,大事になってくると思うので。何とも言いがたい部分だけど。 ○池上委員長  宮木委員。 ○宮木委員  一企業名を挙げることが,議会の提言書としてふさわしいのかふさわしくないのかというのはあるかと思うんやけれども,鈴鹿ブランドで一発勝負打ってみましょうと。2年なら2年の企画でやってみませんか,知恵を絞りませんかというふうな提言にしないと,やってくれ,やってくれでは,やってますよ,やってますよと,幅もこれだけですよ,というようなものだったら,いつまでたっても広がっていかないので。  あれは寄附ですから,お返しはあくまで予算を組んだ中でやらないかんのですから,まず,そしたら500万円の予算をつけて,500万円を何に特化するか。その今治ならタオルという。今治は別にタオル以外にもあると思うんですね。だから,えこひいきでいいから始めてみて,それの,今度は,鈴鹿は逆にいうたら,サーキットという,来てもらえる,そういう条件があるから,来てもらった人に対して,泊まるところであり,飯食うところであり,お土産であるというところがあるよというようなことを企画すれば,ふるさと納税というのは,言われたように,SNSの世界では,ばんばん出ているわけですから,活用する気あるのかないのかというところからですね。 ○池上委員長  森委員。 ○森委員  そこまで言われるんだったら,サーキットよりも,ホンダでいっていただきたい。結局,よくも悪くも,ホンダがなくなったら,10万人ぐらいに影響するとか言うじゃないですか。  よくも悪くも運命共同体的なものがあるので,N−BOXとかの半額券とか。鈴鹿では,つくってはいませんけれども,スクーターとか,ああいったもの,30万ぐらいになるので,インパクトとして,そういうパーツとかでもいいですし,そういうので,それぐらいアピールですわね。そういうことでもいいのかなと思ったりします。 ○池上委員長  宮本委員。 ○宮本委員  私の立場的には,名前はできるだけ控えていただく中で,一つ言えるのは,鈴鹿の特徴,それを1つだけではなくて,一体となった戦略的な取り組みとして,返礼品の中で考えていただきたいというようなニュアンスでいっていただければいいのかなというような感じがします。 ○池上委員長  宮木委員。 ○宮木委員  森委員の意見を補足すれば,例えば,ホンダのものを買ってくださいじゃなくて,本田技研工業の工場見学がありますよというだけでも――僕らここら辺の人間は,当たり前のように,小学校4年生ぐらいで社会見学に行くんやけれども,地方の人らが,例えばアサヒビールやったらビールの試飲があって,工場見学して,最後にビールを飲んで帰ると。だから,本田技研工業を見学したから,ホンダの車がもらえるじゃないけれども,こういう生産工程があって,こういう工業団地が構成されていますよと。その中には,地元の会社の,子会社の見学もしていくということになってくると,それは将来的な雇用とか,企業紹介になって,そういう意味でも,シティセールスにもつながるんじゃないかと。だから,それはちょっと大きくなり過ぎてます,済みません。 ○池上委員長  モータースポーツ都市宣言を,唯一しとる市でもあるので,そういうのに絡めて,返礼品にしてもやってみたらどうやというみたいな部分で。そこで,いろんなものがついてくるというのは,また行政も考えていく部分やと思うので。  提言に関しては,そこまでは,なかなか絞り込めやんでも,今,皆さん言われたやつを入れながら,させていただいたらいいですかね。  明石委員。 ○明石委員  本当に,特化するのは非常にすばらしいと思うんですよね。ただ,ふるさと納税というのは,例えば10万円やったら必ずそれを返礼してもらえるわけですね,何らか。すると,チケットの場合やと,F1とか見るのは,チケットだと,期間限定となりますよね。  例えば,必ず10万円でF1チケットもらえますよという文言が書けるかどうか,その辺のところも。  10万円出して5万円やったら,5万円のシートがもらえるんやと。それやったら,多分,サーキットへ申し込まんでいいわけで,その辺のところは,物理的に,実際に可能かどうか,その辺のところも。  今までのずっと,全国のふるさと納税のシステムを見てみると,商品なんですね。必ず,例えば5万円やったら,これだけの商品,それもチョイスできるというような,そういうふうな形になっているので,本当に特化するのは,絶対,僕はおもしろいと思うんですけれども。
     サーキットを特化しちゃうと,レースは期間限られているし,レースの申し込みのチケットがもらえるかどうか,これも実際に申し込んでも買えない方もいらっしゃるので,その辺のところの問題は,あることはありますけれどもね。 ○板倉委員  それはそうなんだけれども,私は,今,皆さんがおっしゃったような,ふるさと納税をどういうふうに私たちが迎え撃つかといったらおかしいけれども,あそこへ行ったらこれがもらえるというふうなのに特化した考え方ではなくて,この市を,自分たちが愛する市をどういうふうにして知ってもらおうというふうなことを含めての,ふるさと納税を考えようという,今,姿勢だと思うんですね。  いろんな困難はあるかもわからないけれども,私は,この考え方は,すごくいいのではないかなって。議会からの提言としては,いいと思いますし,その実現に当たっても,もっといろいろクリアしなければいけないことがあるかもしれないけれども,考え方としては,私はそういうふうなことで,行政も議会も取り組むべきかなというふうには思いました。 ○宮木委員  そのキャパの問題というのは,例えば,F1でしたら,鈴鹿応援シートというのがあるわけで,じゃあ,ふるさと納税で鈴鹿応援シートをサーキットさんと競合して持てるかどうか。  例えば,鈴鹿の型紙にしても,もしそういう納税のお返しにするんですよというたときに,型紙のそういうものが,需要が間に合うかというチェックも当然いるわけですから,それは何にしろ,どう考えるかはいろいろあると思うんですけれども,議会から行政への提言書の中で,ある程度,えこひいきでも,始めてみましょうと。まず2年計画,このふるさと納税の制度が,本当,今後このままあるのかどうかも,また議論のあるところでしょうから,石田委員が言われたように,ええことなのか悪いことなのかということ。  ただ,やるのかやらないのか。やるんやったら特化して,試しでやってみて,波及効果を検証しましょうというぐらい,議会からの提言は出さないと,やってくださいと言うてるだけでは,やりましたって返ってきて,結果はこうでしたでは,僕らも何を出したかわからない。  だから,ホンダの社名を出していいのかとか,いろんなことがあると思うんですけれども,受け取る側は,鈴鹿市といえばF1なんだとか,型紙なんだとか。本年度は,若年層を狙ったF1でいきましょう。じゃあ,今度は高齢者のハイソな方々に,型紙とか,そういった富裕層の方々を狙った,そういうあれをしましょうと。  最終的には,鈴鹿からの,三重県へ行って,例えば伊勢へ行って,帰ってきてもらって泊まられるわけですから,宿泊は確保しましょうとかということでも,僕はいいのかなと思いますけれどもね。 ○明石委員  僕の発言というのは,あくまでもモータースポーツ都市宣言してますから,これに特化するとか,非常に,考えはいいと思うんですよ。本当におもしろいなと思います。  ただ,それだけに特化してしまうんじゃなくて,鈴鹿の場合には,モータースポーツ都市宣言のまちで,F1とか,そういうのを,こういう期間限定でありますよとか,そういう形の分であれば,僕は。という形の分でまとめていかないと。  例えば,この話は,まだサーキットさんも,実際に,困りますと言われると,それこそだめになっちゃいますので。一部分であれば,多分,サーキットさんなんかでも了解はもらえると思うんですけれども。そういう中の,目玉としてやっていくことは,賛成です。 ○池上委員長  F1もあれば8耐もあるし,いろんな年代層からも来ていただける。また,来ていただくと,必ずそこで買い物をしていただくので,お金も落としていただけるという部分で。  そういう皆さんの意見もいただきましたので,そういったことも反映させて,テーマとして,させていただきたいと思いますので。  これは皆さんに御意見いただきましたので,まとめましたら,また各テーマにつきましては,市長のもとに提言という形で素案をつくりますので,これに当たって,正副委員長に御一任をいただけますでしょうか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○池上委員長  ありがとうございます。  それでは,正副委員長にて,市長への提言書の素案をまとめまして,次回の委員会にて,各委員に報告して,調整していただくということで,よろしくお願いいたします。  それでは,ここで休憩をさせていただきます。              午前11時14分休憩           ――――――――――――――――              午前11時20分再開 ○池上委員長  続きまして,事項2のその他でございますが,何かございましたら,御発言ください。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○池上委員長  特にないようですので,以上で本日の予定の事項は終了いたしました。  これにて,総務委員会を閉会いたします。  ありがとうございました。              午前11時21分閉会           ――――――――――――――――    鈴鹿市議会委員会条例第29条第1項の規定によりここに署名する。                     総務委員長  池 上 茂 樹...